不登校あるある!?<何故か行事には参加する>(娘編)

不登校日記娘のターン

娘のターンです。


「普段の学校は行けないけど行事には参加できる」 
まさに不登校あるあるですね(´- `*)


きっと一般的には「え、行事の方がハードル高くない?」って思うと思います。

しかし、ここが不登校児の感覚。
「いつもとは違うから行ける」のです。

「いつもの学校」って、当たり前だけど毎日来ている子達が作り上げた空気感とか、暗黙の了解みたいなものとかがあります。この中に飛び込むのは物凄く勇気とエネルギーが必要なのです。


でも「いつもの学校じゃない」=「行かない子はもちろん、行っている子達にとっても少なからず新鮮な状況」だから、普段の教室に入るよりもよっぽど気が楽。みんなはじめての状況!みんな初心者!仲間!(^^♪みたいなね。


それで「なんか特別な状況のときだけ見かけるあの子」が誕生するわけですね(´- `*)


ですが普段学校に行くのがしんどい子が、自分から年間行事表などを確認して
「この日○○あるから行ってくるね!」
ってなることは少ないと思います。


じゃあなんで行事のとき来てるの?というと、段階的には以下の通りです↓


①まず担任の先生など学校側から連絡が来ます。「来週○○があるんだけど、来てみない?」みたいな感じです。


○○に入るのは、遠足だったり、社会科見学だったり、運動会だったり、修学旅行だったり。
中には調理実習や海外の方との交流、市民劇団の方が劇を観せに来てくれるなど、1~2時間程で終わるようなものもありました。


②その連絡を受けて、「それに参加することで、みんなの迷惑にならないか、行くならどういう形で参加するのか」を考えます。


例えば音楽発表会や運動会など練習ありきの行事は、当日いきなり参加しても状況を把握できず、みんなの迷惑になることは子どもながらに容易に想像できます。


そういう行事の場合は「応援だけしに行く」「他のクラスの演奏、競技のときは自分のクラスのみんなと一緒にいて、自分のクラスの出番のときは一人だけぬるっと先生のもとへ移動する→みんなが戻ってきたらまた合流して一緒に応援する」みたいな方法をとっていました。


もちろん競技などに参加したい場合は、本番までに何度か学校に行って練習に参加したりもしました。(私は6年生の運動会で、組体操と太鼓だけは頑張りたくて一か月ほど練習に参加しました。)

自分が参加することで特にみんなの迷惑にならないもの(観劇や郵便局見学など)の場合は普通に参加します。そしてその時間が終わったら帰るという感じです。

もしかしたらこれを読んでくれている方の中にも「あの子、普段は学校来ないのに、なんか特別な日(行事やイベント)だけは来るな~」というクラスメイトがいたかもしれません。


その事に関して「ずるいなぁ」「なんであの子ばっかり」と思うのはある種自然なことだと思います。だって普段行けている子だって、行きたくないと思うときあるもんね。それでも頑張って行ってるんだもんね。

ただ、頑張れるラインは人それぞれです。

どんなに楽しい行事(しかも短時間)だとしても、普段行っていない人間からしたら物凄くエネルギーを使います。1日行ったら3日くらいは外に出れないくらい。超消耗します。(›´-`‹ )


それこそ「こういうときだけ来ちゃってみんなどう思うかな、迷惑じゃないかな」とか、みんなに会う直前まで考えています。
教室の前まで来てやっぱり帰ろうかな…とかね。


私の場合はありがたいことに、そうやってたまに学校に行くとみんな歓迎してくれる(ひょっとしたら心の中では色々思うことはあったのかもしれませんが)のでそれでも行きやすくはありました。


行事に顔を出せる条件として、不登校になったきっかけが「友人関係」でないことは大きいかもしれませんね。


さて、不登校あるある〈何故か行事には参加する〉のポイントをざっくり纏めますと、

★いつもと違うから行ける
★参加については結構悩む
★友人関係が良好だとより行きやすい

といった感じです。

もしも不登校のお子さまが「○○参加してくる」と言ったら「楽しんできてね!!」
無事帰ってきたら、ぜひ「よく頑張ったね!!」って迎えてあげてくださいね。

そして精神的にも肉体的にもものすごーくエネルギーを使って来るので、ゆっくり休ませてあげてください。
普段の学校じゃなくても、短時間でも行事に参加できたことは少なからず本人の自信に繋がると思います。

以上、不登校あるある、疑問へのアンサーでした~。

なにか少しでも参考になりましたら嬉しいです(^-^)v

※これはあくまでわたくし、一不登校児のお話です。不登校は人それぞれに違うということをご承知おきの上、お読みいただけると幸いです(*’ω’*) よろしくお願いいたします。