『子どもがつらい時、大人がするのは励ますことじゃない;』(娘編)

娘のターンです。母へ向けて。

子どもが学校を嫌がるようになったら、やっぱり親は心配になるんですね。
でも実は、子どもとしては親が思っているほど、学校にいかないことで生じる(と思われている)問題は気にしていなかったりします(‘∀’)

例えばね、

大人「学校行かないと勉強遅れちゃうよ。小学校の勉強できないと大人になって困るよ」

↑実際に困ったときに考えます(^^)ご心配ありがとう。

大人「学校いかないで将来は?どうするの?」

↑それ今考えないといけないのかい(^^)

大人「一緒に登校できる友達もいるのに…なにがいやなの?」

↑友達は大事だよね。でも皆が皆、友達の存在が登校のモチベーションになるわけではないのです。

といった感じ。


逆に学校にいかないことで生じる最大の問題は

大好きなお母さんや家族に見放されること。

学校に行かない自分には価値がないと思わされること。

案外私はそれだけだったし、且つそれ以上に怖いことはなかったです。

「そうか、私たちはここで道を違えるのだな。短い間だったけど、ここまで育ててくれてありがとな!ここから先は私一人で自分の道を歩いていくぜ!」

とはいかないのです。

子どもなのでね。お母さんのことも大好きなのでね。

だから全然行ける気はしなくても、

「明日はもしかしたら学校行けるかも…」

とか期待を持たせるようなことを言っちゃったりします(笑)

見捨てられたくないから(^_^;)家族が望む自分を演じていたいから。

日記の中の私も書いていましたね。。。
期待させてごめんね。


大人が心配してることって、あくまで自分の価値観や経験を基準に生まれてくるものだと思います。

親は、自分が不登校にならずに大人になったから、不登校の子どもが大人になる(社会に出て自分の力で生きていく)方法がわからない。ある種当然のことです。

ましてや他ならぬ自分の子どもです。

この不登校がきっかけで外に出ず人とも会わず、このまま引きこもりになってしまったらどうしよう…(゚Д゚;)

その不安な気持ちを解消したいがために、

「頑張れば行けるようになるよ!」

「大丈夫大丈夫!」

と励まし、

「ほら、学校行ってくれ~」

「ていうか何で行かないの??」

「このままじゃ困るでしょー!」

って焦りや怒りを子どもにぶつけちゃう。

でも子どもからしてみたら

「それ(あなたの不安)はお父さんお母さん(場合によってはおじいちゃんおばあちゃん)が自力でなんとかしてください((+_+))」

って感じ。



なのでね、自分がつらいとき、(可能かどうかは別として)親にどうしてほしかったかと言うと、ただ一言

「学校いかなくてもあなたの価値は変わらないよ。どんなあなたでも大好きだよ!」

と言ってほしかったです。

心から子どものことを思っているなら、かける言葉はそれで十分です。

むしろそれ以外いらないくらい。

子どもはもう苦しさでぱんぱんなので色々言われてもそんなに入りません。


学校に行けることより、勉強に遅れないことより大切なのは、子どもに自分には価値がないと思わせないことだと思います。

懸命に励まされたり不安をぶつけられる=今の自分のままではダメなんだ。家族にとって学校に行かない自分には価値がないのかもしれない…と子どもは感じます。

そして、価値のない自分を他人に見せるのが辛くて恥ずかしくて、それこそ本当に引きこもってしまう。私の場合はそうだったよね。

子どもがどんな選択をしてもそれを尊重してまるごと受け入れる。それが子どもの支えになり、自分の価値となり、自信となる(*’ω’*)

だから落ち着けば外にも出られるようになるし、やりたいことをみつけたり、勉強する意欲だって湧いてくる。人間エネルギーが溜まったら、それこそ引きこもってなんかいられませんから(*´▽`*)


まぁいきなりまるごと受け入れるとか、ぶっちゃけ出来ないと思います(笑)

自力でなんとか出来ない時はプッぺなどの機関を頼ってください(^-^)v

※これはあくまでわたくし、一不登校児のお話です。不登校は人それぞれに違うということをご承知おきの上、お読みいただけると幸いです(*’ω’*) よろしくお願いいたします。