代表挨拶

フリースペースPUPPE 代表 中島 路香
私は、子どもが好きで児童教育学科を卒業してから、公私ともに子どもに携わる仕事をしてきました。研修で学び、様々な現場経験を重ねる中で、「子どもが健やかに育つには、身近にいる大人の存在が大きく影響し、家庭環境が大切だということを感じてきました。

次女の不登校

自信をもって仕事や子育てをしていた中、まさかの次女の不登校。原因は特になく、本人に言わせれば、「学校がとにかく不安で不安で怖かった」と小学校1年生から登校を嫌がっていました。私は一抹の不安を抱えながらも、「行ってしまえば何とかなる!」と思い、「行けない‼」という彼女を無視して強引に学校に連れていく毎日でした。今思うと、何てひどいこと!!それがどれだけ彼女を傷つけていたかも知らずに、でも、当時は良かれと思ってしていたことでした。また、学校に戻すことで、自分の不安を解消しようとしていたのかも知れません。

本人は「もう無理、我慢できなくなって、爆発してしまった。学校に行けない私は悪い子。“いつもいい子“で頑張っている“私”は無くなった。すべて終わった」と思ったそうです。一生懸命大人の要望に応えようと頑張って、それに応えられない自分はダメな子だと自分自身に傷つき、その上、大人にも傷つけられていました。もっと早くに、「そのままでいいんだよ」と言ってもらえたら、どんなに良かったかと、次女は言っています。年々不登校の子どもが増え続けており、自死を選んでしまう子どもに心を痛めています。

フリースペースプッペ 代表挨拶

ひとりで悩まないで

不登校で悩んだり苦しい思いをしたりする必要はありません。自分らしく安心した気持ちで過ごしてほしい、辛い思いをしている子ども達の力になりたいと、親子で2019年6月にフリースペースPUPPEをオープンしました。不安に思うご家族へのサポート体制も整っています。

どうか子どもの声を、行動を受け止めて下さい。子どもが小さければ小さいほど、大人の思いによって、その声はかき消されてしまいます。子どもの心が擦り切れてしまわないうちに。

フリースペースPUPPE 代表
中島 路香