12月から行事の提案から振り返りまで、すべて子ども達で行うことになりました。今までの積み重ねで子ども達に実力がついてきたからです。何よりも、自分が”やりたい”と思うことを1から形にすることが、子どもにとってとても良い経験になるからです。
6年生が3月で卒業するため、PUUPEっ子達は、それまでにやりたいことをみんなで出し合って3月までに振り分けていました。行事を行いたい場合、前月の第2金曜日までに①いつ②何をするのか③昼食はどうするか④担当リーダーは誰かを紙に書いて、担当が大人に伝えます。

担当リーダーは、行事の内容や時間、準備するものなどをどのようにするのか、みんなで話合えるよう準備します。話合いがスムーズに進むように、大まかな流れや話合う点を明確にします。話し合う日を予定表に書き込み、その日の当番と話し合いの時間を決めます。
「次の日に持ち越されると自分の予定したことが出来なくなるから、今日中に決めて欲しい」と言われても、皆の考えがまとまらず、話し合いが全く進まないこともありました。結局翌日に持ち越しになり、見守っていたスタッフは「話し合いで『どっちでもいい』はやめよう」とだけアドバイスしました。その時のリーダーは翌日の学習タイムに、国語の教科書を家から持って来て「会議をしよう」のページを自主的に読んでました。「昨日全然ダメだったから・・・」と言って、話し合いの方法を教科書で確認して次の会議に備えていました。

普段、話合いの時は自分のPUPPEノートに記録をしています。話し合って決めたことを予定表にすることもあります。リーダーは出来上がると皆に配布して、当日の予定を確認します。参加するかどうかもそれぞれ自分で決めます。

12月は、卒業記念のプリクラを取るためにドリプラへ行ったり、

クリスマスパーティーが開かれました。

PUPPEのイベントは振り返りまでがセットです。良かった点、“残念だった点”を各自ノートに書き出してそれから伝えます。クリスマス会では、予定を変更した点について、「変更しないで、予定通りにやった方がいい」という意見と、「変更してもいいけど、変えていいかどうかみんなに聞いた方がいい(変えて始まっちゃうと言いにくい)」という思いを伝えたプッペっ子もいました。
以前は、スタッフが進めていた話し合いも、プッペっ子達だけで進められるようになりました。自分の考えを伝えたり、人の意見を聞いて理解したり、皆が分かっているか確かめの声を掛けたりと、プッペっ子の成長を愛おしく感じるスタッフです。必要な時はお手伝いしますが、口を出したくなる気持ちをグッとこらえることが今の仕事になっています。